2009年04月22日
reacTIVisionのMIDI設定 @ Mac
reacTIVisionからREASONをコントロールするのにQuartz Composerを経由していたのですが、reacTIVisionの設定を行えば直接MIDIを出力できました。reacTIVisionのmidiフォルダーの中にpdのファイルなどが入っていたので、出来るだろうとは思ったのですが、設定がイマイチ分からず、Quartz Composerを経由して使ってました。
reacTIVisionからMIDI出力に関して、再度設定を試みて上手く行ったので、気付いた点をメモしておきます。サンプルのpdファイルを実行するまでの手順です。
1.「アプリケーション>ユーティリティ」フォルダにある「Audio MIDI設定」でIACドライバーをオンラインにします。
2. reacTIVisionの設定ファイル(reacTIVision-1.4/reacTIVision.app/Contents/Resources/reacTIVision.xml) の<midi config="demo.xml">部分をコメント部分から外します。
3. reacTIVisionのMIDI設定ファイル(reacTIVision-1.4/midi/demo.xml)を/reacTIVision-1.4/reacTIVision.app/Contents/MacOS/にコピーします。
4.Terminal.appを起動して下記の手順でreacTIVisionを起動する。
4-1.reacTIVisionの実行ファイルが有る場所に移動する。
cd /Applications/reacTIVision-1.4/reacTIVision.app/Contents/MacOS/
4-2.コンフィグレーションファイルを指定してreacTIVisionを起動する。
./reacTIVision -c ../Resources/reacTIVision.xml
5.Pdを起動し、PreferencesのMIDI settingsを開き、IAC Driverを選択します。
あとは、カメラに0から11番のマーカーを写せば、demo.xml記述したとおりにMIDIデータが出力されるはずです。
ただ、reacTIVisionがMIDIの初期化に失敗する事が有りました。MidiPipeを起動していると具合悪い様なので、仮想ポートが邪魔をするのかも。
それから、./reacTIVisionの-mオプションが機能しませんでした。設定ファイルを切り替えて使いたい場合に、使えると便利だと思うのですが、私の環境では上手く行きませんでした。切り替えて使う場合、Resources/reacTIVision.xmlを実行ファイル(reacTIVision)と同じ場所にコピーしてMIDIの設定を行ったファイルを作っておくと便利かも。FinderからreacTIVisionを起動した時はResources/reacTIVision.xmlが使われるので、区別できると思います。
それともう一つ、MIDI出力を有効にするとTUIOの方が出力されないようです。同時に映像とMIDIをコントロールしたい場合に、これでは具合悪いですね。やはりreacTIVisionからQuartz Composerへ情報を送って、Quartz ComposerからMIDI出力した方が、良いのかも。
ちなみに、設定の手順に関しては下記のページを参考にしました。
Using ReacTIVision with Ableton Live | Bleeplog (Music and technology)
>>関連リンク
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