2011年10月22日

iPhoneの音声読み上げ @ Mac

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ここの所、出来なかった事ばかりが記事になってますが、今回もその一つ。(こんな事ばかりだな)

iOS 5になった事で色々改善されている中の一つに、音声読み上げがあります。以前は設定のアクセシビリティを有効にした状況でしか読み上げが出来なかった気がするのですが、iOS 5では、「選択項目の読み上げ」が追加され、その設定を有効にすれば、多くのアプリ内で選択部分の読み上げが出来る様に成っています。この機能、単に目が見えないとか、障がいがある状況だけでなく実は便利だったりする。特にiPhoneは画面がiPadほど大きくないので、PC用に作られたウェブページの場合、文字が可成り小さく表示されてしまう。勿論、iPhoneの画面は解像度が高い為、小さい文字でも視力が良ければ読む事は可能。そうは言っても限界はある。ダブルタップをしても拡大しても良いのだけど、読みたい部分を長押しして、選択して読み上げると言う事も出来る様に成った。これはユーザーによっては非常に助かる機能だと思う。

ただ、この音声読み上げ、残念な事に少々お馬鹿。「愛妻」を「あいつま」と読んでしまったり、「の方(ほう)で」が「のかたで」になって仕舞ったり、具合悪い。だからといって辞書を編集する術も分からないので、せめて自分が作るサイトだけでもまともに読み上げて貰えるようにと考えて、幾つか試してみた。

単純に考えれば、スタイルシートで、media="aural"だったりmedia="speech"を使う方法。そもそも、Safariはこれを認識してくれないみたい。Mobile SafariだけでなくMacのSafariでもダメっぽい。HTMLのrubyと組み合わせて上手くコントロール出来ないかと思って試したのだけど、解決策が見つからず。

下記のような記述をすると、「あいつまあいさい」となって仕舞います。ただ単に五月蠅いだけになって仕舞った。

<ruby><rb>愛妻</rb><rp>(</rp><rt>あいさい</rt><rp>)</rp></ruby>

次に、本来は略語に使われるabbrを使ってみた。本来の使い方とは違う形だが、以下の様な記述をしてみた。

<abbr title="あいさい">愛妻</abbr>

この記述、MacのSafariでは認識してくれて、読み上げ自体はtitle側の部分を読んでくれる。流石にこの方法だったら大丈夫だろうと思ったら、Mobile Safariではダメ。なんとも残念な結果。

スタイルシート、HTMLともに現時点では解決策が見出せず。この他に、Javascriptで何か誤魔化す方法もと思ったけど、どうもレンダリングした結果を読み上げているだけの雰囲気なので、Javascriptで誤魔化しても無理っぽい気がして試してません。やはりVoiceOverの辞書が改善されるしか無いのかも。

来年にはiPhone 4SのSiriが日本語にも対応すると言う事だが、漢字がまともに読めないような状況で大丈夫だろうか。

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