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今回は、開発する上での周辺機器の話し。

最初はiBeaconと言う意味ではちょっと話しが逸れて、iOS 6用のCore Bluetoothを使ったアプリ開発向けの話し。

そもそもBluetooth 4.0対応じゃないMacの場合、iOSシミュレータのBluetooth設定が出来ないのかなと思っていたら、アップルが公開している「iOSシミュレータ ユーザガイド」に「Bluetooth LEのUSBアダプタ」を使えば、iOSシミュレータでBluetoothアプリケーションのテストに使えると有るではないですか。(確認してませんが、アップルのドキュメントによるとMacにBluetooth 4.0が搭載されていてもBluetooth LEのUSBアダプタが必要の様です。)

BluetoothのUSBアダプタが有ればiOSシミュレータでテストが出来て開発が楽になりそうだし、もしかするとMacをiBeaconにするアプリも使えるかも知れないと思い、Macに対応しているBluetooth 4.0対応のUSBアダプタを買ってきました。色々調べたのですが、プリンストンテクノロジーのPTM-UBT7位しか対応しているものが見つからず、迷う事無くこれを選択。近所のコジマデンキで1380円でした。ちなみにアマゾンだと現時点で1618円でした。

PTM-UBT7｜製品案内｜プリンストンテクノロジー
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PTM-UBT7は、Macの場合、特にドライバーをインストールする必要も無いのですが、iOSシミュレータで認識させる為に、ターミナルでコマンドを入力する必要が有ります。この辺はアップルの「iOSシミュレータ ユーザガイド」に書かれてありますが、最新の英語版ドキュメントではこの辺の記述が消えてます。この辺の理由は後述。

sudo nvram bluetoothHostControllerSwitchBehavior="never"

これを実行した後に、再起動してUSBアダプタをMacに刺してiOSシミュレータを起動するとBluetoothをオンに出来る状況に成ります。ただ、ドキュメントを読まずに先にUSBアダプタを刺してしまったからなのか分りませんが、直ぐに認識せず、Macの環境設定でBluetoothをオフにしてから、iOSシミュレータを起動したらiOSシミュレータ側のBluetoothをオンに出来ました。その後は、Macの環境設定側のBluetoothをオンにしても問題なく使える様になりました。手順を間違えたのが不味かったのかも。

ちなみにここまでの話しは、Mac OS X 10.7 Lionで、Xcode 4.6.3を使った場合の話しです。「iOSシミュレータ ユーザガイド」には、「Mac OS X 10.8.3以降が動作するMac」と書かれてあったので、Mac OS X 10.8.3以降の環境が必要なのかと思いましたが、ハードウェアの条件が「10.8.3以降が動作するMac」なので、OSはMac OS X 10.7でも問題ないって事の様です。

次に、Xcode 5での話し。最新の英語版ドキュメントではこの辺の記述が消えているので、最新の環境=Xcode 5では全く使えないのかと思って試した所、やはりダメでした。iOS 7のiBeaconを使った開発に使えると便利だと思ったのですが、Bluetoothのオン・オフ設定が有りません。ただ、Xcode 5でもiOS 6のシミュレータであればBluetoothのオン・オフが環境設定にあるので、Bluetoothをオンにする事は出来ました。Xcodeのプロジェクトファイルを移動してチェックする所まではやってないのですが、iOS 6のCore Bluetoothを使ったアプリの開発用にはおそらく使えるものと思われます。

最後にもう一つ。OS X Mavericksの環境でMacをビーコンにするアプリのXBeaconとBeaconOSXは使えました。手元にビーコンが無いとか、数が足りない場合にMacをビーコンとして使う用途には使えます。かなり贅沢な使い方ですが、まだまだiBeaconに対応したビーコンを簡単に入手出来ない状況を考えると、iPhoneをビーコンにしても足りないなどの場合に使える方法だと思います。Macが余っていればですが。

MacをiBeaconにする ステータスバー常駐アプリXBeaconを作ってみた - ReDo
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mttrb/BeaconOSX
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