2003年01月25日

千と千尋の神隠し @ 映画

昨日放送された「千と千尋の神隠し」ですが、あまりにも色が変なので、ビデオに録画した後で、テレビの色を調整して見ました。感想としては、思ったほどよくなかった。1500円だったらDVDを買っても良いかなというレベル。宮崎アニメの5割程度の作品は傑作と呼べるのですが、今回は逆の5割に入ると思います。駄作とまで言わないまでも凡作と言って良いでしょう。テレビ放映の関係でカットされたシーンなどがあってその辺の関係で良さが半減しているのかもしれませんが、ストーリーの説得力が無さ過ぎ。障害が大きい割に目的が小さいのはちょっとストーリーとして面白くない。思うに海外で賞を取っているのは単に美的な部分だけで受賞しているのでしょう。ストーリーが面白いとは思えない。国内では宮崎アニメというブランドと単純なストーリーだからヒットした意外に要因が思いつかない。これまでの宮崎作品にあるメッセージ性は薄らいでしまい、ジワジワ来る感動がない。(メッセージ性というのは実はストーリーを難しくしがちだと思いますが・・・。)興行的には成功したのだから次はもっと良い作品を作って欲しいモノです。

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