2007年05月17日
DAC(MCP4922)計測 @ 電子工作
MCP4922の精度確認をまだ行ってなかったので、計測してみました。
多少の誤差ならば簡単に修正できると思っていたのですが、思ったよりも誤差が大きく、誤差の出方が予想外です。DACへの送信データは大雑把なデータを使っていたので、誤差が出ることは有る程度は想定していたのですが、その誤差の出方が予想外。4.3V以上が出ない上に、2.1Vを中心に、それ以下は高め、それ以上は低めの値になります。そして誤差が、最大で0.12Vも有ります。約0.083Vで半音になるので、半音以上の誤差です。ちなみに基準電圧は2.5V。最大値の1/2の基準電圧です。
次に4.1Vを基準電圧に使った場合。これも同じような傾向なのですが、境目が違います。1.12V当たりを中心にそれ以下は高め、それ以上は低めの値になります。上限は3.99V。誤差は最大で0.147V。こちらの方が誤差が大きいです。直線的に変化してないのがやはり曲者です。
これだけでは判断できませんが、この結果を見ると2.5Vを基準電圧にした方が良さそうです。
まだこれが個体差なのか、MCP4922自体の性質なのか分からないので、何個か同じ条件で計測してみます。
これがこのDACの性質ならば、性質として受け止めて補正を掛けるとします。個体差だと困るんですけど・・・。
何れにしても、キャリブレーションをあとで簡単に出来る仕組みは必要かも。部品は増やしたくないので、やるとしたら、MIDIのNRPNを使って設定できるようにします。
関連日記
- 2007年01月08日 PICでSPI通信 (16500)@ 電子工作
- 2007年12月23日 12bit DAC MCP4922 (8667)@ 電子工作
- 2007年01月09日 SPIでDAC (7131)@ 電子工作
- 2007年01月25日 パーツ注文色々 (6371)@ 電子工作
- 2008年12月04日 MAKE: Japan:学研SX-150をArduinoでコントロール (4779)@ 電子工作
- 2007年02月03日 音階が変 (4746)@ 電子工作
- 2007年01月07日 マルツパーツ館からパーツ到着 (4459)@ 電子工作
- 2007年05月19日 DAC固有の誤差と個体差 (3331)@ 電子工作
アマゾン広告
この日記ページは閲覧数などの条件に応じて、閲覧制限を行っています。他からリンクしていただいても、そのリンクから辿った閲覧者が当ページの内容をご覧頂けない場合があります。ご了承下さい。